The Alchemist by Paulo Coelho 心の声が聞こえますか?

英語版アルケミストの本の表紙。羊飼い、砂漠、三日月刀などのイラスト。 BOOK REVIEWS 読書レビュー

This is an interesting book. おもしろい一冊です。

アルケミスト。

久しぶりに読んだフィクションです。

(わたしがこの本を読んだのは、2019年2月です)

ネットでオススメされていた本が、調べたらたまたま近くの図書館でavailableだったので、借りてきました。

英語のレベルは、洋書初心者を卒業して中級者へチャレンジしたい人にオススメです。

英文そのものは、とてもシンプルで、会話文も多く、読み進めやすいと思います。あなたがもし、洋書を読み慣れた人ならば、数日で読みきってしまうでしょう。

著者 Paulo Coelhoとこの本のすごいデータ

1974年 Brazil Rio de Janeiro ブラジル リオ・デ・ジャネイロ生まれ

Brazilian ブラジル人

小説家、作詞家

Pauloが初めて書いたこの本は、彼の母国語であるポルトガル語で書かれ1988年に初版 (O Alquimista) が、また英語版は1993年に初出版されました。

2014年には、”生存している著者による最も多くの言語に翻訳された本”としてギネス世界記録になりました。

その言語の数、80言語

世界中で65million冊も売れています。

世界的ベストセラーになる本には、それ自体にドラマがある

こんな世界的ベストセラーの存在を、わたしは今まで知りませんでしたが、周りに知っているか聞いてみると、ほとんどの人が読んでいて、みんな「いい本だ」とコメントが返って来ました。

この物語、フィクションですが、ただのおとぎ話ではないです。著名人をはじめ多くの人が「人生を変えた本」「何度も読み返したい本」としてあげています。

ノーベル文学賞作家の大江健三郎さんも、

Paulo Coelho knows the secret of literary alchemy.

と言葉を寄せています。

これだけ世界中の人に愛され読まれている本ですから、さぞかし長い間かけてじっくりと書かれたものだろうと思いがちですが、なんとこの本、Pauloはたったの2週間で書き上げたというのです。

彼によると「私のソウルの中に書きたいことはすでに決まっていたから(長い時間は必要なかった)」と。

Harry Potterの著者J.K Rowllings が最初から出版がスムーズだったわけではなく、幾度となく出版社からの拒否を経ての世界記録的ベストセラーになったというのは有名な話ですね。

このスーパーブック、アルケミストも最初の出版からベストセラーとなるまでにはドラマがあります。

2週間で書かれた本、The Alchemist。ブラジルのある出版社から世に出たものの、売れ行きはイマイチ。6ヶ月間で売れたのは、たったの2冊という有様に出版元からは、Pauloに

「(この本は)絶対に売れない。」言われてしまうのも無理はないですよね。

しかし、Pauloは、自身がつづった本の中の一文

「When you want something, all the universe conspires in helping you to achieve it.」

を信じ、

自分がこれを書いたんだ。この言葉の通りに生きるべきだ!」と思ったそうです。
決心をしたんですね!

そうして彼は自分の本の売り込みのために、ブラジル中の出版社回りをスタート。

なんとアポなしで、1社目からトップクラスの出版社へ売り込みに行き、「僕は本を書いたんだけど売れてないんだ。僕は凡人だけど、この本は絶対売れると信じてるんだ!」と訴えたところ、

「よし!君の本を出版しようじゃないか。」

と、本は出版されることになり、たちまちブラジルでベストセラーになったそうです。

この時の出版社は今でも「なぜあの時、根拠もなく売れていないこの本を出版することにしたのか分からない」と言っているそうです。

まさに、

all the universe conspires in helping you to achieve it

ですね~

砂漠に3つの大きなピラミッドの写真。背面は宇宙銀河。

テーマは、人生そのものすべて

この本には、人生の教え、教訓が散りばめられています。それも嫌味なく。

「うん、そうだよね。。。」って心にジーンとくるレッスンが盛りだくさんなので、短いこの物語、一気に読めるけど、一気に読んでしまうにはもったいない。

今回は図書館で借りてきた本ですが、もし自分の本だったら、付箋やらマーカーだらけになりそうな、何度も読み返したい本と言えると思います。

物語は、羊飼いの少年Santiagoがエジプトのピラミッドの宝を目指す冒険の旅を通して出会った人々との経験を通して、自分と見つめ合い、人生の本当の意味に気づくお話です。

これを読むことによって、一旦立ち止まり「はて、今自分は幸せな人生を選んで行きているだろうか?」と自問したくなりますよ。

ネタバレになってしまうので、多くは書きません!

特にこの一冊は、あなたが読んだ時の、感情や状況によって得られるものが大きく違ってくるでしょうから、ここではあえてわたしの感じた3つのポイントだけ(深掘りなし!)をアウトプットします。

捉え方は、今のあなた次第です。

1)今を生きる。人生とは、過去でも未来でもなく、この一瞬、一瞬なのだ。

Because I don’t live in either my past or my future. I’m interested only in the present. If you can concentrate always on the present, you’ll be a happy man.(中略)Life will be a party for you, a grand festival, because life is the moment we’re living right now.

 

2)答えはいつも自分の中にある。心は全てを知っている。

Remember that wherever your heart is, there you will find your treasure. You’ve got to find the treasure, so that everything you have learned along the way can make sense.

 

3)不幸そのものよりも、不幸を恐れる方が良くないのだよ。

Tell your heart that the fear of suffering is worse that the suffering itself.

おまけ

あまり他の人は気にしていないだろうけど、わたし的にこの物語の面白いなと思った点!

主人公の羊飼いの少年について。

少年の名前は、Santiagoと言うのですが、物語の間、

この名前は登場せず、’The boy’で終始通されていることです。

なんと、物語の冒頭、本当に最初の一文目で

THE BOY’S NAME WAS SANTIAGO. 

この一回しか登場しないっ!? 一回しか登場しないのに名前をあえて作っている、という点が今まで読んだ本では、なかったな〜と。。。

まとめ

この本は、簡単に言ってしまうと、少年の冒険物語。

そして、実はみんな人生という冒険の旅をしていて、学びがいっぱいあるのだと。

その学びに気づく人、気づかない人、

気付いているけど行動しないことを選ぶ人生、

恐れずに行動して夢を実現するべく歩む人生。。。

読むたびに、味わい深くなるスルメのような一冊でした。

この世界中で読まれている本は、出版社や出版された年によって、いくつか表紙のカバーが違うものがありますが、わたしが読んだのは、この物語を象徴するイラストが描かれた2003年出版のものです。
日本語版には「夢を旅した少年」というサブタイトルがついていますが、原書(ポルトガル語)にもEnglish version 英語版にも、サブタイトルはついていません。

この本は誰にでもオススメしたい一冊です。

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