チャリティ大古本市へ行ってきました。イベントの必要性を考えた。

白いイベント会場の建物。黒地に黄色枠で「チャリティ 大古本市に行ってきた できる社会貢献」の文字BOOK SHOPS 本屋さん

本の波。本の重さ。できる社会貢献がここにあります。

突然ですが、オーストラリアはチャリティ活動がとても盛んな国です。

大抵どこの地域にも、チャリティショップが存在し、市民などから寄付された不用品を販売し、運営と慈善活動は、それらの収益によって賄われています。

スタッフのほとんどはvolunteerヴォランティァによって運営されています。

オーストラリア国内には、大きな団体によるチャリティショップが少なくありません。
代表的なものをあげると、、、

  • Lifeline
  • St Vincent De paul Society – Vinnies –
  • Salvation Army
  • Red Cross
  • RSPCA
  • Anglicare
  • The Smith Family

など、動物愛護団体、赤十字、各教会系を始め、様々な団体、または個人運営の小さなショップもたくさんあります。

Lifeline ライフラインは、日本で言うところの『いのちの電話』を運営する非営利団体です。

いのちの電話:自殺を考えるほど深刻な悩みや、危機に直面した人が匿名で電話をかけ、訓練を受けた相談員と話すことによって、生きる希望や勇気を見出していけるよう支援するボランティア電話相談

このLifelineのチャリティショップは、オーストラリア国内で260店ほどあり、国内最大規模といってもいいでしょう。
国と地方自治体からの助成はあるものの、運営費の約80%は、ショップでの商品販売による収益、古本市や寄付で賄われています。

そこで今回、このLifeline主催の大古本市が開催されるという情報をゲット。本の虫である、わたくしマチルダがオーストラリアで初めて訪れた大古本市の様子をご紹介いたします!

イベント前

このイベント開催については、訪れる数日前にSNSで知ったのですが、その広い会場に限りなく並べられた『本の波』の写真を見たときには大変興奮いたしましたっ!

イベント訪問前夜、まるで遠足前夜の子供ですね。ベッドに入ってからは、なるべく明日のことは考えないように、“無”の状態であるよう心がけなければ眠りにつけないほど、ワクワクが止まらずw

会場に到着

イベントは、とある土曜日の朝8時から。もちろん余裕を持って到着!

朝方タイプのワタクシに取っては、なんならもっと早く開場したとしても問題ない。むしろ大歓迎w

さて、日本語で「早起きは三文の得」という諺(ことわざ)がありますが、英語では「The early bird catches the worm」と言います。直訳すると、早起きの鳥はミミズを捕まえる、デス。

この日ばかりは、「The early bird catches the books」と言うことで、ルンルンでgoです!

会場はこちらのCarrara Marketsカラーラ マーケッツというGold Coastゴールドコーストにある常駐の週末のみ開催されるマーケットの中にあるイベント会場です。
雲ひとつない広い青空。春の清々しく気持ちの良い朝です。

Carrara Marketsの入り口の写真。青い空にマーケットのカラフルな門。その右手には園芸店で花の咲いた植木鉢が並ぶ。

Gold Coast内のマーケットで最大規模を誇るCarrara Marketsの広大な敷地内の一番奥にそのイベント会場はあります。

土曜朝8時前の時点で、マーケットに訪れる客足はまだ まばらですが、ほとんどのお店がオープンしています。実はマーケット巡りも大好きなマチルダですが、この朝ばかりはマーケットのお店には目もくれずイベント会場へと足を運びます。
もうすぐあの『本の波』に出会える!

会場に到着ぅ~ おぉ~!フェンスの向こう側に夢に見た『本の波』がっ

白いイベント会場の建物。入り口の看板にLifeline Book Sale AT CARRARA MARKETSの文字。

Calm down! カーム ダウン落ち着いて!
まずは、会場入り口の様子です。

白い簡易テント。その手前に対に置かれた紺色の看板Lifeline Book Sale FREE BOOK BAG MINDING. テントの中央には白いトートバックが吊る下がっている。

‘FREE BOOK BAG MINDING’ フリー ブック バッグ マインディングこれは、‘このテントの中に自分が買った本を一時的に置いておいてマーケット散策をどうぞ’っていう意味だそうです。こういうのは初めて見ましたけど、nice ideaナイス アイディァですね、本は重いですからw

また、マイバッグを忘れてしまった、偶然このイベントに辿り着いたからマイバッグ持ってないって方のために、Carrara Marketsのトートバッグが$2で販売されていました。(上記写真、中央)

イベントに来られた本の虫たちの中には、マイバックならぬマイカート(キャスター付きのショッピングバック)や、スーツケース持参の強者(ツワモノ)もちらほら見かけましたw

やっと出会えた『本の波』

そして、見てくださいっっ 早く泳ぎたいっ(重症ですw

イベント会場の中の様子。背表紙を天に向け本がびっしり詰まっているステンレス製の販売ワゴンの列が遠くまで置かれている。それらの本を閲覧する人が数人遠くに小さく写っている。

美しぃ~
本のサイズがバラッバラなのが余計に “波” に見えてくるww

上の写真は、会場の一番端っこから撮ったものです。本の さざ波 が遠~くまで♥

ひとつのワゴン(会場の向こう半分は簡易テーブルの上)には本の背表紙が見える形で、手前半分に3、4列、向こう半分にも向こう側に立ったところから背表紙が見やすい形で3、4列びっしり本が詰まっています。

このワゴンの島が列をなし、写真のように会場の端から端まで連なっています。

この永遠に続くとも思える(大げさw)『本の波』を端から端まで泳ぎ切って参りました。

。。。たっぷり2時間w

日本語の本もありました

並べられている本の多くは、図書館から払い下げされたものでしたので、小説のジャンルは幅広く置かれていましたね。

オーストラリアの図書館でも日本語の本を貸し出しているところがあるので、今回のイベントでも洋書に混じって、日本語書籍を見かけることができましたよ。

背表紙を天に向けてぎっしり並べられた日本語の書籍。そのほとんどの背表紙下側に'JPN'の文字が見える

背表紙の下に”JPN”と表示されたシールが貼ってある本は、元図書館本です。この上記の写真に写っているのは全部日本語書籍で、その99%は元図書館本ですね。
英語の本同様、やはり小説がその大半を占めていました。

英語版、日本の漫画本

このブログの図書館紹介シリーズでも紹介しているように、オーストラリアの図書館には日本の漫画の英語版が置かれています。それらもこのようにチャリティに一役買っていましたヨ。

英語の漫画本。

英語の漫画本。

図書館で必ず見かけるのは、ワンピース、ポケモン、ナルトですね。

wとなった瞬間

この『本の波』を端から端まで、それこそ心地よ~く泳いだマチルダがクスッとなった瞬間 x 2をシェアします。

まずは、、、

数冊の英語の本の背表紙。その真ん中にピンク色の背表紙の本。タイトル'BOYS over FLOWERS'が山吹色で丸く囲まれている。

英語の本に挟まれて突然に現れたピンクの背表紙。。。ん?

BOYS over FLOWERS” ってなるんだ~、花より男子って!
英語訳が面白いw
確かにそう訳すよね。しかし懐かしい。。。

そして、目が点になったコチラ

数冊の英語の本の背表紙。その真ん中に、小豆色の小さな本が挟まっている。その本を指す赤い矢印。背表紙には「国語小辞典 永岡書店」の文字。

これまた英語の本の間に、正(まさ)しく豆のように、ちょこんと登場した豆辞典“国語小辞典” 。
この手のモノは今どき、日本でもなかなかお目にかかる機会がないのに、こんなオーストラリアのブックフェアでこんにちはw
思わず、「あらぁ!お久しぶりです、お元気でしたか?!」というキモチ。
元図書館本ではないようなので、どなたかの持ち物だったんでしょうね~。手に取ってページをパラパラとめくってみましたが、年代物の古さは見られたものの、書き込みなどもなく使い古された感じは全くなかったです。
こうして写真で見ると、なかなかフォトジェニック?インテリアにしたらカワイイかも?

このイベントで生まれるもの

これだけのそれこそ『本の波』ができるほどの数の本をvolunteersの手により、こうして会場へ運び、陳列、4日間のイベントが終了したら撤収という作業は並大抵の作業ではないことは想像に易しですよね。
なぜそこまでの手間をかけてまでイベントをするのか?

答えはここにあります。

簡易テーブルの上にぎっしり本が並べられている。手前に英語2文'Your purchase today can help save lives.''Each Lifeline call costs $39.Help save a life.'が貼られている。それぞれに赤い矢印。

Your purchase today can help save lives.
あなたが今日(本を)買ったことで、救われる命があります。
Each Lifeline call costs $39. Help save a life.
ライフラインの相談電話にかかる費用は39ドル。(本を買うことで)ご協力ください。

Lifelineのチャリティショップは前述したように、全国260店舗にのぼります。もちろん、各チャリティショップ店舗に古本コーナーはあります。

しかし、こうした大々的なイベントを行うことで、たくさんの人を呼び込み巻き込み、チャリティーに貢献しやすく、というのが趣旨なんですね。

確かに、こんなにもたくさんの本が集まれば、人の注目も集まり、店舗での本の収益とは比べものにならない程の収益に繋がると思います。
*イベント前には、ローカルニュースも取材に訪れたそうです

ちなみに、このイベントでの本の価格は、

絵本などの子供の本がどれでも一冊50セント
それ以外の本は、どれでも一冊2ドル

でした。

まとめ

わたくしマチルダ、断捨離中ですが、この美しい『本の波』の中から数冊読みたかった本と出会えたので、社会貢献に参加する機会、有効に使わせていただきました。

その本たちは、たまたま元図書館本ではなく、誰かの本棚にあった古本です。決して珍しい本ではないので、図書館で探せばきっと簡単に見つかる類の本です。つまり、お金を掛けずとも読むことができたであろう本たちです。

しかし、あえてこういった「チャリティ目的の場で買うということ」に、大きな意味があります。

“Your purchase today can help save lives.”

同じ本を図書館で借りても、自分で本屋さんで買っても、感じられことがなかったかもしれない重みを感じながら会場を後にしました。

もし、あなたの周りで今回のようなチャリティ大古本市があったら、ぜひ覗いてみてみることをオススメして終わりたいと思います。このいつもとはちょっと違う本の重みを感じてみてください。そして、美しい『本の波』を泳いでみてくださいw

あなたは、チャリティ主催の古本市、行ったことありますか?
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*reference:Lifeline official website

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